吉日とは、物事をするのに日取り・縁起・運が良い日のこと。
吉日に始めれば努力しなくても良い結果が得られるものではないですが、せっかく計画したり何かを始めるなら障害の少ない縁起の良い日に始めたいですよね。
最強開運日にスタートしたり準備をすることは大切ですが、一粒万倍日や新月を入れると始まりに適した日は年間で70日以上あるので吉日にとらわれてチャンスを逃さないように現実的な部分も大切して、時の運を味方につけましょう。
でも、暦を見てもどの日が一番良いのか分からなかったり、吉日が重なっている日を探すのは大変なので予定を立てる際に取り入れていただきたい吉日を選び、月の満ち欠け・二十四節季・五節句も入れてカレンダーにしましたので、良い展開に繋がる日を選びやすくモチベーション維持にもお役立ていただけるでしょう。
各月のカレンダー下にちょっとした豆知識的な事も紹介しているので、あわせてお読みくださいね。
(不成就日と重なる吉日は記載していませんのでご了承ください)
1月
7日、人日(じんじつ)の節句は一年で最初の節句で七草粥を食べる日。
枕草子や万葉集などの古書にも【新春に若菜を食べると邪気が祓われる・病気が退散する】という内容が記されています。
胃腸を整え身体を温める七草粥を食べて、一年の無病息災を願いましょう。
2月
2日はマメを撒いて鬼を追い払う節分です。
家の中に入り込んだ邪気を外に出して福を招き入れる以外に、豆は魔滅(まめ)も期待できると言われていて心の中にある邪気も追い払ってくれるので、翌日の立春を気持ちよくスタートできますよ。
3月
3日、上巳(じょうし)の節句は、ひな祭り・桃の節句と呼ばれ、女の子の健やかな成長を願う日。
本来は3月の一番最初の巳の日が上巳の節句でしたが、毎年日にちが変わって分かりにくいために3月3日となりました。
巳とは蛇のことで脱皮して大きくなることから、穢れを脱ぎ捨てて健やかな成長を願う行事になったという説もあります。
伊邪那岐が黄泉の国から逃げ帰る時、追手に投げつけて難を逃れたのが桃の実であることから、邪気を祓う力が強いと言われているので桃の花を活けて邪気祓いするのも良いでしょう。
17日~23日は春彼岸です。
お墓参りやお仏壇の掃除をして、ご先祖様に日ごろの感謝を伝えたり近況報告すると良いですよ。
お墓参りに行けない・お仏壇がない場合は、心の中で感謝を伝えてくださいね。
4月
4月30日は、60日に一度の己巳の日です。
巳の日よりも金運アップパワーが強い日で神吉日とも重なっているので、可能なら弁財天様へのお詣りすると良いですよ。
水回りの掃除や鏡を磨いたりス、キンケアを念入りにするのもおすすめです。
トイレ掃除は毎日がデフォルトですが、特に巳の日には念入りに掃除してくださいね。
これをやめれば金運アップ!金運を下げる10個の原因と金運アップアドバイス
5月
5月1日の八十八夜は精神性向上・内面成長のエネルギーが高まるので、過去にとらわれず今と未来に意識を向けることで道を切り開く力が強くなりますよ。
5月5日は端午の節句です。
男の子の健やかな成長を願う日で、剣に似た菖蒲の葉をお風呂に入れて厄払い・健康祈願をします。
また、鎌倉時代には菖蒲=尚武や勝負と結び付けて、武家では縁起が良い・男子誕生と成長を願う日として広まった説があります。
6月
6月29日は、60日に一度の己巳の日です。
巳の日よりも金運アップパワーが強い日となので、弁財天様へのお詣りや水回りの掃除・鏡を磨いたりスキンケアを念入りにするのも良いでしょう。
また、6のつく日に紫陽花守りを作って飾ると金運が上がるとも言われています。
紫陽花を使ったおまじない ・一年の金運アップを願う紫陽花守りの作り方
6月30日は夏越の大祓。
地の輪をくぐって、残り半分も無病息災で過ごせるように願う神事で、ちょうど一年の半分が終わる日に半年間の罪穢れ(気枯れ)を祓う夏越の大祓が神社で開催されます。
(地域によって日程が変わる場合もあります)
7月
7月1日 半夏生(はんげしょう)
二十四節季や五節句以外の雑節のひとつで、ハンゲという薬草が生える頃。
関西では稲の根がタコの足のように広く大地に根付くのを願って、タコを食べる風習があります。
他にはうどん・サバを食べる地域もありますが、どれも農業に関わる人にとっての雑節なので行事食として楽しむだけでも良いですよ。
7月7日は七夕の節句。
笹の葉に願いを書いた五色の短冊を飾るのですが、願い事によって短冊の色が変えるとより願いが叶いやすくなると言われていて、短冊の色は陰陽五行説に由来する自然界の元素に基づいた願いを書くのが良いとされています。
赤 健康・長寿
青 自身の成長・精神性や人間性の向上
白 決意表明・目標
黄 人間関係
黒 学業向上
8月
8月28日は、60日に一度の己巳の日です。
巳の日よりも金運アップパワーが強い日で神吉日とも重なっているので、可能なら弁財天様へのお詣りすると良いですよ。
水回りの掃除や鏡を磨いたりス、キンケアを念入りにするのもおすすめです。
トイレ掃除は毎日がデフォルトですが、特に巳の日には念入りに掃除してくださいね。
これをやめれば金運アップ!金運を下げる10個の原因と金運アップアドバイス
9月
9月9日、重陽の節句は菊の節句とも言われ、お酒の菊の花びらを浮かべて飲んだり菊の花びらを料理して食べ、繁栄や不老長寿を願う行事。
(飲食に使用する菊は必ず食用をお使いください)
陰陽では奇数を陽・偶数を陰としていて、一番大きな数である9が重なる(奇数の要が重なる)ことから重陽と呼び、縁起が良いと江戸時代には一年最後の節句を盛大に行っていた一方、奇数(陽)と奇数(陽)が合わさると偶数(陰)になるので本来は縁起が悪いとの見方もあり、季節ごとの草花や旬の食材からエネルギー(生命力)をもらいつつ、邪気を祓う目的で行われてきた側面もあります。
一年最後の節句となる9月9日は旧暦での日付なので現代では菊の旬とはズレていますが、邪気を祓いながら目の保養もできる菊を愛でるのも良いでしょう。
9月20日~26日は秋彼岸。
お墓参りやお仏壇の掃除をして、ご先祖様に日ごろの感謝を伝えたり近況報告すると良いですよ。
お墓参りに行けない・お仏壇がない場合は、心の中で感謝を伝えてくださいね。
10月
10月は神無月ともいわれ、全国の神様が出雲に集まって一年の話し合いをする月です。(出雲では神在月と呼びます)
氏神様への参拝を続けている方は、出雲での話し合いで話題に上るかも。
良いご縁を結んでもらえたら、氏神神社へのお礼参りもお忘れなく。
10月27日は、60日に一度の己巳の日です。
巳の日よりも金運アップパワーが強い日で神吉日とも重なっているので、可能なら弁財天様へのお詣りすると良いですよ。
水回りの掃除や鏡を磨いたりス、キンケアを念入りにするのもおすすめです。
トイレ掃除は毎日がデフォルトですが、特に巳の日には念入りに。
11月
11月になると神社参拝時に七五三の家族を見かけて微笑ましい気持ちになりますね。
すれ違ったり近くで参拝する機会があれば「おめでとうございます」とお祝いの言葉をかけると祝福のエネルギーが倍増し、いづれあなたにも返ってきます。
神様も、その様子を微笑ましくご覧になっていると思いますよ。
11月23日は新嘗祭という五穀豊穣の収穫祭ですが、戦後に勤労感謝の日と名称が変わりました。
現在では宮中での行事となっていますが、報酬の有無にかかわらず全ての労働を尊いものとして感謝する日です。
12月
12月13日は正月事始め(しょうがつことはじめ)で、お正月を迎える準備を始める日として多くの神社仏閣で煤払いが行われます。
大掃除をされる方は無理のないスケジュールでリストを作っておくのも良いですよ。
お正月の準備は13日以降なら、どの日でも良いのですが29日は「二重苦」・31日は「一日飾り」となるので、語呂合わせや縁起担ぎではあるとしても新しい年を気持ちよく迎えるために避けましょう。
新しく始まる一年をさらに良い年にするために玄関掃除もお忘れなく。
玄関は運の入り口。開運のために置くと良い物・置かない方が良い物
2025年の最強開運日
2025年の最強開運日は3日あります。
3月10日 天赦日・一粒万倍日・寅の日
寅の日も重なっているので、お金に関することを始めるのに適した日。
お財布の購入や使い始め以外に投資・貯蓄も良いです。
お財布を買う前に!金運アップするお財布の色・買うのに適した日
10月6日 天赦日・一粒万倍日・神吉日
12月21日 天赦日・一粒万倍日
これから万倍になってほしい事を始めたり、目標・夢を実現させるための第一歩を踏み出す日にするのがおすすめです。
10月6日は神社や墓前で決意表明するのも良いでしょう。
正しく努力し続けると、思いがけないサポートも得られますよ。
一部では7月24日も最強開運日と言われていますが、不成就日と重なっているので最強開運日には入れていません。
2025年の土用期間と間日
基本的に土を動かす事は避けた方が良いと言われていますが、季節の変わり目なので無理をせずに体調を整える期間です。
体調や生活習慣を振り返り、心身のバランスを取ることを意識して過ごしてください。
建築の基礎工事や引越しなどで避けられない場合に、どうしても気になる場合は間日(まび)に工事を開始したり、荷物を一つだけでも運ぶと良いでしょう。
冬土用 1月17日~2月2日
間 日 1月21日・22日・24日・31日・2月2日
春土用 4月17日~5月4日
間 日 4月18日・19日・22日・30日
夏土用 7月19日~8月6日
間 日 7月21日・22日・26日・8月2日・3日
秋土用 10月20日~11月6日
間 日 10月21日・29日・31日・11月2日