集中力がない!集中力を高めたい人にオススメなのは瞑想ですが、何度か挑戦してみたけれどイマイチ効果を感じられない・やり方が良く分からないということはありませんか?
大脳では一日に数万もの思考をしていると言われていていますが、何も考えないというのは意外と難しいものです。
瞑想で呼吸に意識を向けていても、つい他の事を考えてしまったりして続かないという方におすすめな数息観(すそくかん)という瞑想方法をご紹介しますね。
数息観とは
禅の呼吸瞑想法で、座禅を組んで自分の呼吸に意識を向ける修養方法。
元はインドで古くから行われていた呼吸法で、仏教と共に日本に伝わったと言われています。
呼吸をしながら数をかぞえあげていくので雑念が入り込みにくく、集中力を養う効果が高く感情をフラットに保つ効果も期待できるので、継続することでストレスを感じにくくなりますよ。
心身の安定にも繋がるのでイライラや怒りが長引くことが減ったり、寝る前に漠然とした不安に襲われて眠れなくなるということも減っていくでしょう。
不眠症の場合は医師への相談が第一ですが、心身の平安を保つ方法のひとつとして治療と併せて取り入れている方もいらっしゃいます。
数息観のやり方
① 椅子や床に背筋を伸ばして座る
② まずは口からゆっくりと息を吐く。
③ 鼻からゆっくりと吸い、口から息を吐く。
この時に、呼吸をしながらゆっくりと「いーち」と数を数える
④ ③を繰り返して2回目は「にーい」と2まで数える
⑤ また数字の1に戻って3まで数える
⑥ これを10まで数え上げる
途中で数が分からなくなった時は、1に戻って最初からやり直す。
文字での説明が難しいので、数の数え方の参考にしてみてくださいね。
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息を吸う・吐くを1セットとして、ひとつの数字をゆっくり数えるのがポイントです。
継続が一番大切
どんなこともそうですが、この数息観も一回で集中力は身につきません。
たとえ途中までしかできなくても継続することで、かぞえ上げられる数が増えていき、やがて10に達することができるでしょう。
集中が途切れても、また集中状態に戻ることを繰り返すことが大切なのです。
この繰り返しが集中力を高める訓練のようなものなので、諦めずに継続した先に得られる集中力はあなたの仕事や生活で、きっと役立つものとなるでしょう。
時間がなかったり、忘れてしまっても次の日から再開すれば大丈夫です。
3日坊主だとしても何度も繰り返せば、立派な継続となりますよ。
瞑想にはたくさんの種類ややり方があります。
正解は1つではないので、自分に合う方法を見つけるためにも色々と試したり、自分なりにアレンジするのも良いでしょう。
瞑想の前にグラウンディングとセンタリングをすると、より集中できますよ。
より安定したグラウンディングの方法はこちらの記事で紹介していますので、ご確認ください。
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