神社さんで御祈祷の後に、落雁やお米・お酒・タオル・砂糖・塩など、お下がりとしていただいた物を撤饌(てっせん)というのですが、自分が使わないものだった場合どうしていますか?
せっかくいただいた物なのに捨てて良いのか?
バチが当たるのではないか?
悪いことが起ったらどうしよう
捨てられないと感じる方の多くは、神社さんでいただいた物をゴミとして処分することに抵抗があるのではないでしょうか?
使わないけれど神社さんでいただいた物だから、捨てられずに置いたまま放置したり、傷ませるのが一番失礼な事。
食品の場合は食べたり飲んだりして、御神気を身体に取り入れて「神様と食事をする」ということになるので料理などに使うのが良いのですが、どうしても使わない場合の処分方法を2つ紹介しますね。
お下がり(撤饌)の処分方法
必要な方に差しあげる
消耗品なら相手に必要かの確認をしてから差しあげましょう。
賞味期限や使用期限のあるものは、早めにお渡ししたほうが良いですね。
ご近所づきあいが少なくなってきていますが、挨拶の時にでもお天気の話題を振りつつ、ついでに聞いてみては?
あまり親しくない場合は、食品などの口に入れる物は警戒されることもあるので、普段からのお付き合い加減も考慮した方が良いですね。
お砂糖などは来客用として使うことはできますよ。
お下がり(撤饌)の処分方法
捨てる
差し上げる相手がいない場合は、捨てるしかないでしょう。
そのまま生ゴミと一緒に捨ててしまうのは少し残念なので一旦、白い紙や封筒に入れてから捨てるのも良いですね。
粗塩をひとつまみ一緒に包んだ方が良いのか聞かれることがありますが、神様からのお下がり(撤饌)は清らかな状態なので、あえて清める必要はないです。
ただ、捨てると言うのは多少なりとも罪悪感があるというのなら、一緒に粗塩をひとつまみ包んでも良いでしょう。
お下がり(撤饌)の処分方法
これだけは絶対ダメ!
差し上げる相手もいない・捨てることに罪悪感があるという方もいると思いますが、自然に返すなどと言って土に埋めたり、川に流すのは絶対にやめてください。
不法投棄であり、環境破壊や水質汚染です。
塩なら海に戻しても良いのか?という問題ではなく、自分の罪悪感を払拭するための口実として自然に返すという選択をしないこと。
いただいた物は、自分の手で責任をもって処理するようにしてくださいね。
お下がり(撤饌)をいただかないというのも良いでしょう。
その際は、丁寧にお断りしてくださいね。
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